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遺言書を書いた——。でも、その存在を家族に伝えるべきか、黙っておくべきか、悩む方は多いものです。「伝えたらもめる?」「隠したら見つけてもらえない?」。この記事では、遺言を書いたことを家族に伝えるかどうか、その判断と伝え方を解説します。
「伝える」か「伏せる」か、それぞれの考え方
正解は一つではない遺言の存在を伝えるかは、家族の状況によって変わります。伝えておけば、亡くなった後に確実に見つけてもらえ、心の準備もできます。一方、内容によっては生前に波風が立つことも。どちらが正解というより、「何のために遺言を書いたか」に立ち返って考えるのが大切です。
伝えるメリット・伏せるメリット
| メリット | |
|---|---|
| 伝える | 確実に発見される・想いを直接説明できる・心の準備ができる |
| 伏せる | 生前の関係に波風が立たない・気兼ねなく書ける |
「存在」は伝え、「内容」は伏せるという選択も
折衷案として、「遺言を書いた」という事実と保管場所だけは伝え、中身は伏せるという方法もあります。これなら、確実に発見してもらえる一方、生前に内容でもめることは避けられます。特に公正証書遺言なら、公証役場に記録が残るため、存在を家族が確認しやすい利点もあります。
伝えるなら「想い」も一緒に
なぜこう分けたかを添えるもし内容も伝えるなら、「なぜこの分け方にしたか」という理由・想いを一緒に語ることが大切です。理由が分からないと、不公平に感じた家族が反発することも。「お前には家を継いでほしいから」など、背景を添えれば、納得を得やすくなります。付言事項として遺言に想いを書き添える方法もあります(遺言の付言事項)。
いちばん避けたいのは「誰も気づかない」こと
最も残念なのは、遺言を書いたのに、誰にも気づかれず見つからないこと。せっかくの想いが実現しません。自筆の遺言なら法務局の保管制度を使う、公正証書にする、少なくとも保管場所を信頼できる人に伝えておくなど、「確実に発見される工夫」は必ずしておきましょう(自筆遺言の保管制度)。
まとめ
遺言を書いたことを伝えるかは、家族の状況次第で正解は一つではありません。伝えれば確実に発見され想いも説明でき、伏せれば生前の波風を避けられます。「存在と保管場所だけ伝え、内容は伏せる」折衷案も有効。伝えるなら理由や想いも添えましょう。何より避けたいのは誰にも気づかれないこと。確実に発見される工夫だけは必ずしておきましょう。
大切な想い、確実に届く形で遺しましょう。
※遺言の扱いは個別事情で異なります。詳細は専門家にご確認ください。






