相続の手続き

相続手続きの全体像と期限一覧|いつまでに何をする?はじめての完全ガイド

本ページはプロモーションを含みます

大切なご家族が亡くなったあと、遺族には驚くほど多くの手続きが待っています。しかも、その多くには「いつまでに」という期限が定められており、うっかり過ぎてしまうと、借金を引き継いでしまったり、余計な税金や過料がかかったりすることもあります。この記事では、相続手続きの全体像と期限を一覧でわかりやすく整理し、「何を・いつまでに・どこで」行えばよいのかを、順を追って解説します。はじめての方でも迷わないよう、時系列でまとめました。

相続手続きには「期限」がある

相続の手続きは、大きく分けて「①死亡直後にすぐ行うもの」「②数か月以内に判断・申告が必要なもの」「③期限は長いが放置できないもの」の3種類があります。特に注意したいのは、相続放棄(3か月)準確定申告(4か月)相続税の申告(10か月)、そして2024年から義務化された相続登記(3年)です。まずは下の一覧で、全体像をつかみましょう。

この記事のポイント期限の「起算点(数え始める日)」は手続きごとに違います。多くは「相続の開始を知った日」を基準にしますが、死亡日そのものが起点になるものもあります。自己判断せず、心配なときは専門家に確認しましょう。

【一覧表】相続手続きの主な期限

手続き 期限の目安 起算点 おもな窓口
死亡届・火葬許可申請 7日以内 死亡を知った日 市区町村役場
世帯主変更届 14日以内 死亡日 市区町村役場
健康保険・年金の手続き 14日以内目安 死亡日 役場・年金事務所
相続放棄・限定承認 3か月以内 相続の開始を知った日 家庭裁判所
準確定申告 4か月以内 相続の開始を知った日の翌日 税務署
相続税の申告・納付 10か月以内 相続の開始を知った日の翌日 税務署
遺留分侵害額請求 1年以内 相続開始と侵害を知った時 相手方(内容証明等)
相続登記(不動産の名義変更) 3年以内(義務) 所有権の取得を知った日 法務局

期限の日数だけを覚えるのではなく、「何を起点に数えるか」まで意識するのが失敗しないコツです。以下、時系列で詳しく見ていきます。

相続手続きの時系列(早見)

7日死亡届 3か月相続放棄 4か月準確定申告 10か月相続税 3年相続登記

死亡直後〜14日:まず行う手続き

死亡届・火葬許可申請(7日以内)

医師が作成する死亡診断書とともに、死亡届を市区町村役場に提出します。これを受けて火葬許可証が交付され、葬儀・火葬が可能になります。実務上は葬儀社が代行してくれることが多いですが、期限は「死亡を知った日から7日以内」と法律で定められています。

世帯主変更・保険・年金(14日前後)

故人が世帯主だった場合は世帯主変更届を、国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険の資格喪失手続きを行います。年金を受給していた場合は受給停止の届出(未支給年金の請求も)が必要です。これらは期限が短いものが多いため、葬儀後の落ち着いたタイミングで、まとめて役場へ向かうと効率的です。

3か月以内:相続するか、放棄するかを決める

相続財産には、預貯金や不動産などのプラスの財産だけでなく、借金や保証債務などのマイナスの財産も含まれます。負債のほうが多い、あるいは全体像が不明な場合は、相続放棄限定承認という選択肢があります。

最重要の期限相続放棄・限定承認は「相続の開始を知った日から3か月以内」に家庭裁判所へ申し立てが必要です。この期間(熟慮期間)を過ぎると、原則として単純承認(すべて相続)したものとみなされ、借金も引き継ぐことになります。財産調査が間に合わないときは、期間の伸長を申し立てることもできます。

「借金があるかどうか分からない」という場合は、CIC・JICC・KSCといった信用情報機関に開示請求をすると、故人の借入状況を確認できます。

4か月以内:準確定申告

故人に一定の所得があった場合、相続人が代わりにその年の所得税を申告・納付します。これを準確定申告といい、期限は「相続の開始を知った日の翌日から4か月以内」です。個人事業主だった方、不動産所得や高額の年金があった方などが対象になりやすい手続きです。

10か月以内:相続税の申告・納付

相続税は、すべての人にかかるわけではありません。「3,000万円+600万円×法定相続人の数」という基礎控除額を超える場合にのみ申告が必要です。たとえば相続人が3人なら基礎控除は4,800万円で、これを超える財産があるかどうかが目安になります。

配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例など、使うと大きく税額が下がる制度もありますが、これらは「申告してはじめて適用される」ものが多い点に注意が必要です。期限は「相続の開始を知った日の翌日から10か月以内」で、申告と納付を同時に行います。

ワンポイント相続税の計算や特例の適用は複雑です。ゆいのわは概算の目安までをお手伝いし、正式な税額は税理士が確認します。「申告が必要かどうか」の当たりをつけてから相談すると、話がスムーズです。

期限は長いが放置できない:遺産分割と名義変更

だれが何を相続するかを決める遺産分割協議には、法律上の明確な期限はありません。しかし、これが終わらないと預貯金の払い戻しや不動産の売却が進まず、相続税の特例が使えないなどの不利益が生じます。協議がまとまったら遺産分割協議書を作成し、相続人全員が実印を押し、印鑑証明書を添えます。

3年以内:相続登記の義務化

2024年4月から、不動産を相続した場合の相続登記(名義変更)が義務化されました。「所有権を取得したことを知った日から3年以内」に登記をしないと、10万円以下の過料の対象になり得ます。長年放置された名義のままだと、いざ売却・活用しようとした際に手続きが非常に煩雑になるため、早めの対応が肝心です。登記は司法書士に依頼するのが一般的です。

期限を過ぎるとどうなる?

期限を徒過すると、次のような不利益が生じることがあります。

  • 相続放棄(3か月)…原則として借金も含めてすべて相続したものとみなされる
  • 相続税(10か月)…無申告加算税・延滞税などのペナルティ
  • 相続登記(3年)…10万円以下の過料の対象になり得る

いずれも「知らなかった」では済まされないことが多いため、早い段階で全体像を把握しておくことが何よりの対策になります。

まとめ:迷ったら、期限を自動で見える化

相続手続きは、期限も起算点もバラバラで、頭の中だけで管理するのは大変です。ゆいのわは、もしもの日を入力するだけで、相続放棄・準確定申告・相続税・相続登記といった期限を自動で並べ、「次にやること」をひとつずつ示します。必要な書類の分担や、家族での話し合い、税理士・司法書士との連携までを、ひとつのアプリで穏やかに進められます。

期限に追われず、家族みんなで。

ゆいのわを無料ではじめる

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の法的・税務的な判断を保証するものではありません。実際の手続き・期限・要否は、税理士・弁護士・司法書士などの専門家にご確認ください。

この続きは、ゆいのわで。

手続きの期限や必要書類を、家族で一緒に進められます。

アプリを使ってみる

相続の「これからやること」を、家族みんなで。

ゆいのわは、生前のそなえから相続の手続きまで、家族で一緒に進められるアプリです。

アプリについて見る

今年の秋リリース予定です