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「相続税って、うちにもかかるの?」「いくらから払うの?」——相続で多くの方が最初に抱く不安です。実は、相続税は相続した人のすべてにかかるわけではありません。一定の金額を超えた場合にのみ申告・納税が必要になります。この記事では、相続税の基本を「いくらからかかるのか」「どう計算するのか」「税金を下げる特例」まで、はじめての方にもわかりやすく解説します。
相続税は「全員にかかる」わけではない
相続税には基礎控除という非課税の枠があり、相続した財産の合計がこの枠を超えなければ、相続税はかからず、申告も不要です。実際、相続が起きても相続税がかかるのは全体の1割前後といわれています。
いくらからかかる?基礎控除の計算
基礎控除の計算式3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
例:相続人が配偶者と子2人(計3人)なら、3,000万円+600万円×3=4,800万円。財産の合計がこれを超えるかどうかが目安です。
例:相続人が配偶者と子2人(計3人)なら、3,000万円+600万円×3=4,800万円。財産の合計がこれを超えるかどうかが目安です。
詳しい計算や注意点は相続税の基礎控除で解説しています。
相続税の計算の流れ(3ステップ)
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ①課税価格を出す | 財産の合計 − 借金・葬式費用 + 生前贈与の加算 |
| ②基礎控除を引く | 課税価格 − 基礎控除 = 課税遺産総額 |
| ③税額を計算し配分 | 法定相続分で按分して税率をかけ、実際の取得割合で分ける |
財産には、預貯金・不動産・株式のほか、生命保険金や死亡退職金(みなし相続財産)も含まれます。一方、借入金や葬式費用は差し引けます。
税金を大きく下げる主な特例
相続税には、使うと税額が大きく変わる特例があります。いずれも「申告して初めて適用される」ものが多いので注意が必要です。
- 配偶者の税額軽減:配偶者は1.6億円または法定相続分まで非課税(詳しく)
- 小規模宅地等の特例:居住用の宅地の評価を最大80%減(詳しく)
- 生命保険の非課税枠:500万円×法定相続人数まで非課税(詳しく)
申告・納付は「10か月以内」
期限に注意相続税の申告・納付は、相続の開始を知った日の翌日から10か月以内です。特例で税額がゼロになる場合でも、特例を使うには申告が必要なケースがあります。相続全体の期限は相続手続きの期限一覧もご覧ください。
まとめ
相続税は、基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人数)を超えた場合にのみかかります。計算は「課税価格→基礎控除を引く→税額計算」の流れで、配偶者の税額軽減や小規模宅地の特例で大きく下げられることも。特例は申告が前提のものが多いため、「かかりそう」と感じたら早めに税理士へ相談するのが安心です。
税金の不安も、まず全体像から。
※税額の計算・特例の適用は個別事情で異なります。正式なご判断は税理士にご確認ください。






